日付を超える列車
平成30年度入学 芦トラ
1.はじめに
今回の鉄道研究会駒場祭テーマである、「超える」、と聞いた時、真っ先に超える対象として「日付」が思い浮かんだ。では、鉄道と「日付を超える」で何が書けるか。2つ考えた。1つは終電。中高時代から趣味との関係で、終電を意識するようになった時もあった。とは言え、本気で終電を意識するようになったのは、大学生からであろう。そのため、終電は私にとってそこまで馴染み深いものではない。もう1つは、夜行列車。こちらは、私にとって相当に馴染み深い。そもそも、私の鉄道熱が本格化したのは、未就学児の頃、祖母に廃止寸前の「あさかぜ」に乗せてもらったからである。その時から、私は鉄道の中でも特に、夜行列車(主にブルートレイン)に興味を持ち始めた。列車の中で、カーテン1枚で仕切られた空間にて、日付をまたぐ時の感動は今でも忘れられない。
今では、ほぼ全滅してしまった夜行列車の中で、私の乗車経験のあるものの一部について書いていく。
2.概要
各列車について、基本データ(走行区間、経由路線、停車駅、総キロ、所要時間、使用車両、寝台の種類)と共に、私の乗車区間、乗車月、思い出を書く。さらに、多くの夜行列車を廃止に追い込んだ、私の目の敵である、日付を超えない他の速達手段との比較(所要時間などの比較)について書く。
3.他手段との比較のルール
主に新幹線など、速達手段との比較を行う。
・他の手段は必ず、出発地を当該夜行列車よりも遅く出発する。
・夜行列車の方が他手段よりも早く目的地に着いたら、夜行列車の勝ち、遅く着いたら
負け、とする。
・但し、他手段の方が早く着いても、出発地以外の場所で日付を超える場合、引き分けとする。他手段の到着時刻が0時を超えている場合は夜行列車の負けとなる。
・空港までのアクセス時間、空港での時間は人によって異なるため航空機は使用しないこととする。
・北海道にアクセスする列車に関しては、時代は前後するが、今回はせっかくなので、北海道幹線(2019年3月)と比較する。
・ダイヤは、北海道新幹線利用時を除いて、全て私の乗車月のダイヤである。但し、主にダイヤ改正は毎年3月に行われるため、その年の3月から翌年の2月まではその年の3月の時刻表を基に記す。例外有。もっとも、乗車区間は私のそれとは異なることもある。詳しくは、各所に記載してあるので、ご確認いただきたい。
・大阪―新大阪間は、列車の本数が多いため、所要時間は4,5分で換算する。
・カッコ書きは、他手段で使用した列車の乗車時間であり、乗り換え時間は入れていない。
・結論部分の勝ち負けの主語は夜行列車である。
・トワイライトエクスプレス、カシオペアに関しては、独断と偏見によれば、観光目的
化されているため、他手段との比較は行わない。
4.各列車について
(1)あさかぜ
[1]基本データ
走行区間:東京―下関
経由路線:東海道本線、山陽本線
停車駅:横浜、熱海、静岡、浜松(下り)、名古屋(下り)、大阪(上り)、姫路(上り)、岡山、倉敷(上り)、新倉敷(上り)、福山、尾道、三原、西条、広島、宮島口、岩国、柳井、光、徳山、防府、新山口、宇部
総キロ:1095.9㎞
所要時間:14時間55分
使用車両:24系25形
寝台の種類:シングルデラックス、開放式2段B寝台
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:名古屋―広島
乗車月:2005年2月
思い出:初のブルトレ乗車、すべてに感動した。カーテンで仕切られたベッドで日付を超えたのはかなり興奮した記憶がある。
[3]他手段との比較(東京19:00発~下関9:55着、2004年3月)
東京19:13→のぞみ149号→新大阪21:49、新大阪21:59→ひかり387号→広島23:33、広島泊、広島6:00→こだま541号→新下関7:10、新下関7:19→下関7:27(5時間28分)
よって引き分け
(2)トワイライトエクスプレス
[1]基本データ
走行区間:大阪―札幌
経由路線:東海道本線、湖西線、北陸本線、信越本線、羽越本線、奥羽本線、津軽線、海峡線、江差線、函館本線、室蘭本線、千歳線
停車駅:新大阪、京都、敦賀、福井、金沢、高岡、富山、直江津、長岡、新津、洞爺、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳
総キロ:1495.7㎞
所要時間:22時間2分(2011年3月、下り)
使用車両:24系25形
寝台の種類:スイート、ロイヤル、ツイン、シングルツイン、Bコンパートメント
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:大阪―札幌、札幌―酒田、札幌―大阪
乗車月:2007年3月、2008年8月、2011年8月
思い出:自分の北海道初上陸がこの列車。プラチナチケットであるため、みどりの窓口の係員に時報をかけて取ってもらった。ほぼ丸1日、列車の中にいることができるのは、乗り鉄の私にとって最高の時間であった。また、最上川が氾濫したため、酒田駅で立ち往生し、結局動けず、鈍行で大阪まで帰らなければならなかったことも、長距離列車ならではであろう。その後国語の授業で芭蕉の句を習い、彼に激怒していた。引退したのが本当に惜しい。勿論、彼のラストランは授業のある平日の昼間であったが、見に行った。
(京都駅 2015.3)
(3)カシオペア
[1]基本データ
走行区間:上野―札幌
経由路線:東北本線、(途中IGR岩手銀河鉄道、青い森鉄道) 、津軽線、海峡線、江差線、函館本線、室蘭本線、千歳線
停車駅:大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台、一ノ関(下り)、盛岡(下り)、函館、森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳
総キロ:1214.7㎞
所要時間:17時間12分(2009年3月、下り)
使用車両:E26系
寝台の種類:カシオペアスイート、カシオペアデラックス、カシオペアツイン
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:札幌―上野
乗車月:2007年3月、2009年8月
思い出:トワイライトエクスプレスと並んで、北海道へ行く豪華列車。私より若いため、車内が新しく、豪華であった。2階がリビング、1階が寝室であるカシオペアスイートは2階の景色と1階の景色を満足でき、ぜいたくな気分を味わうことができた。全室A個室かつ世界に1編成のみであることも希少性が増していると言えるであろう。
(上野駅 2009.8)
(4)あかつき
[1]基本データ
走行区間:京都―長崎
経由路線:東海道本線、山陽本線、鹿児島本線、長崎本線
停車駅:新大阪、大阪、三ノ宮、姫路、岡山、福山、尾道、三原、下関、門司、小倉、黒崎、博多、鳥栖、佐賀、肥前山口、肥前鹿島、諫早
総キロ:836.9㎞
所要時間:12時間53分(2007年6月、下り)
使用車両:14系
寝台の種類:シングルデラックス、ツイン、シングルツイン、ソロ、開放式2段B寝台、レガースシート
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:大阪―長崎
乗車月:2007年11月
思い出:2008年3月ダイヤ改正で廃止されることが決まったため、同年2月に乗車した。ツインルームはあのトワイライトエクスプレスのそれと同じ造りで、豪華であった。機関車交代が、下関、門司で行われ、鳥栖で併結するなは号との切り離しがあり、途中も見どころ満載であった。
[3]他手段との比較(大阪20:47発~長崎8:55、2007年6月)
大阪→新大阪、新大阪21:29→のぞみ51号→博多23:57、博多泊、博多6:37→かもめ1号→長崎8:36 (4時間31分)
よって引き分け
(鳥栖駅 2007.11)
(5)サンライズ出雲
[1]基本データ
走行区間:東京―出雲市
経由路線:東海道本線、山陽本線、伯備線、山陰本線
停車駅:横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松(下り)、大阪(上り)、三ノ宮(上り)、姫路、岡山、倉敷、新見、米子、安来、松江、宍道
総キロ:935.6㎞
所要時間:12時間13分(2012年3月、上り)
使用車両:285系
寝台の種類:シングルデラックス、サンライズツイン、シングルツイン、シングル、ソロ、指定席(ノビノビ座席)
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:出雲市―東京、大阪―東京、東京―姫路
乗車月:2008年11月、2010年8月、2012年8月、2018年3月、2019年5月
思い出:581系以来、30年ぶりの電車寝台列車。個室中心で上品な印象を受けた。普通車指定席料金で横になることのできる、ノビノビ座席も特徴的。思えば、彼が今や唯一の定期寝台特急となってしまった。大阪を0時34分に出発し、東京に翌朝の7時8分に到着するため、非常に使い勝手がよく、大阪からの乗車客も多い印象。基本形と言ってよいシングルルームは、シンプルな造りだが、個室で過ごしやすい。大阪からの乗車客に1つ注意。例えば、8月1日の0時34分に大阪から乗車する際、切符には当然8月1日と書かれる。すると、大半の利用客は7月31日に家を出ることになる。そうすると、自分は7月31日にサンライズに乗るものとうっかり勘違いし、7月31日乗車と係員に告げてしまいかねない。係員と何度も確認をするのをお勧めする。実は私の同伴者がこのようなミスを犯したことがある。
[3]他手段との比較(大阪0:34発~東京7:08着、2019年3月)
大阪→新大阪、新大阪6:00→のぞみ200号→東京8:23 (2時間27分)
よって勝ち
(東京駅 2019.5)
(6)富士
[1]基本データ
走行区間:東京―大分
経由路線:東海道本線、山陽本線、日豊本線
停車駅:横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜、京都、大阪、広島、岩国、柳井、下松、徳山、防府、新山口、宇部、下関、門司、小倉、行橋、中津、宇佐、別府
総キロ:1262.3㎞
所要時間:17時間14分(2008年3月、下り)
使用車両:14系
寝台の種類:シングルデラックス、ソロ、開放式2段B寝台
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:大阪―大分
乗車月:2009年2月
思い出:2009年3月のダイヤ改正で廃止されることが決まり、同年2月に乗車した。大阪を午前1時8分に発車する。にぎやかな大阪駅がすっかり静寂となった中、EF66形に率いられ、入線してくるその姿には迫力があった。あかつき同様、下関で機関車交代、門司で併結するはやぶさ号との切り離し、機関車交代、と見どころ満載。ちなみに、この「富士」という愛称は1929年9月に東京―下関で運行された特急列車につけられた、日本初の列車の愛称である。
[3]他手段との比較(東京18:03発~大分11:17着、2008年3月)
東京18:10→のぞみ51号→博多22:57、博多23:04→ソニック59号→大分0:35 (6時間18分)
よって負け
(大阪駅 2009.3)
(7)日本海
[1]基本データ
走行区間:大阪―青森
経由路線:東海道本線、湖西線、北陸本線、信越本線、羽越本線、奥羽本線
停車駅:新大阪、京都、敦賀、福井、加賀温泉、金沢、高岡、富山、魚津、糸魚川、直江津、新津、鶴岡、酒田、羽後本荘、秋田、東能代、鷹ノ巣、大館、大鰐温泉、弘前、新青森
総キロ:1030.5㎞
所要時間:14時間58分(2011年3月、下り)
使用車両:24系
寝台の種類:開放式2段A寝台、開放式2段B寝台
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:大阪―石川
乗車月:2012年1月
思い出:2012年3月ダイヤ改正で定期運行が終了されることとなったため、同年1月に乗車した。珍しい開放式A寝台もあった。トワイライトエクスプレスと同じ、日本海縦貫線を駆け抜ける。当日、東北地方で大雪の予報があり、そもそも運行が厳しいと思われたが、何とか大阪駅を出発。ところが、やはり大鰐温泉で立ち往生、再び出発して取り敢えず弘前を目指すも、両駅の間の駅、石川で降ろされた。完乗できず残念であったが、乗車できたことに感謝したい。2か月後大阪駅にて彼のラストランを見届けた。
[3]他手段との比較(大阪17:47発~青森8:45着、2011年3月)
大阪→新大阪、新大阪18:07→のぞみ252号→東京20:43、東京21:36→はやぶさ5号→仙台23:12、仙台泊、仙台6:40→はやて95号→新青森9:04、新青森9:28→青森9:34 (6時間46分)
よって勝ち
(8)きたぐに
[1]基本データ
走行区間:大阪―新潟
経由路線:東海道本線、北陸本線、信越本線
停車駅:新大阪、京都、大津、彦根、米原、長浜、敦賀、武生、福井、小松、金沢、高岡、富山、滑川、魚津、黒部、入善、泊、糸魚川、直江津、柿崎、柏崎、来迎寺、長岡、見附、東三条、加茂、新津、亀田
総キロ:600.6㎞
所要時間:9時間2分(2011年3月、下り)
使用車両:583系
寝台の種類:開放式2段A寝台、開放式3段B寝台、グリーン車、自由席
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:大阪―新潟
乗車月:2012年3月
思い出:2012年3月ダイヤ改正で定期運行が終了されることとなったため、同月に乗車した。オールドファンならおなじみの昼夜兼行で活躍した583系最後の列車。珍しい3段式寝台。その下段はかなり広く優雅に過ごした。急行であるため、停車駅が多いが、全く気付かず。それにしても、583系はかっこよかった。
[3]他手段との比較(大阪23:27発~新潟8:28着、2011年3月)
大阪→新大阪、新大阪6:00発→のぞみ200号→東京8:26、東京8:30→MAXとき309号→新潟10:38 (4時間38分)
よって勝ち
(大阪駅 2009.3)
(9)あけぼの
[1]基本データ
走行区間:上野―青森
経由路線:東北本線、高崎線、上越線、信越本線、羽越本線、奥羽本線
停車駅:大宮、高崎、新津(上り)、新発田(上り)、村上、あつみ温泉、鶴岡、余目、酒田、遊佐、象潟、仁賀保、羽後本荘、秋田、八郎潟、森岳、東能代、二ツ井、鷹ノ巣、大館、碇ヶ関、大鰐温泉、弘前、新青森
総キロ:772.6㎞
所要時間:12時間35分(2013年3月、下り)
使用車両:24系
寝台の種類:シングルデラックス、ソロ、開放式2段B寝台、ゴロンとシート、レディースゴロンとシート
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:青森―上野
乗車月:2013年12月
思い出:2014年3月ダイヤ改正で定期運行終了ということで、2013年末に乗車した。シングルデラックスは補助ベッドを利用すると2人で利用できる。また、指定席特急料金で横になれるゴロンとシートも特徴的。日本海経由で絶景かと思いきや、真っ暗。車両の端で、走行音が子守唄になったせいか、爆睡してしまった。
[3]他手段との比較(青森18:23発~上野6:58着、2013年3月)
青森19:00→新青森19:05、新青森19:36→はやぶさ20号→上野22:58(3時間27分) 上野泊
よって引き分け
(10)北斗星
[1]基本データ
走行区間:上野―札幌
経由路線:東北本線、(途中IGR岩手銀河鉄道、青い森鉄道) 、津軽線、海峡線、江差線、函館本線、室蘭本線、千歳線
停車駅:大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台、函館、森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳
総キロ:1214.7㎞
所要時間:16時間12分
使用車両:24系
寝台の種類:ロイヤル、ツインデラックス、デュエット、ソロ、Bコンパートメント、開放式2段B寝台
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:札幌―上野
乗車月:2015年1月
思い出:2015年3月ダイヤ改正で定期運行終了することがわかり、同年1月に乗車した。ロイヤルルームなど、トワイライトエクスプレス、カシオペアといった札幌方面の豪華列車のパイオニアであろう。青函トンネル誕生年に彼も誕生した。所謂、最後の「上野発の夜行列車」。青函トンネルを本州側から通るのは、久々。青函トンネルを駆け抜けるのがたとえ何時であろうと起きていたいものだ。再び空経由ではなく、トンネルで北の大地にたどり着いた。感動した。トワイライトエクスプレスと並び、新幹線にはない旅情を味わうことができた気がする。
[3]他手段との比較(上野19:03発~札幌11:15着)
上野19:26→はやぶさ37号→新函館北斗23:29、新函館北斗泊、新函館北斗6:20→スーパー北斗1号→札幌9:48
よって引き分け
(函館駅 2015.1)
(11)はまなす
[1]基本データ
走行区間:青森―札幌
経由路線:津軽線、海峡線、江差線、函館本線、室蘭本線、千歳線
停車駅:函館、長万部、伊達紋別(上り)、東室蘭、登別(下り)、苫小牧、南千歳、千歳新札幌
総キロ:479.1㎞
所要時間:7時間49分(2014年3月、下り)
使用車両:14系+24系
寝台の種類:開放式2段B寝台、指定席、自由席
[2]私の乗車区間、乗車月、思い出
乗車区間:札幌―青森
乗車月:2015年1月
思い出:北海道新幹線ができてしまい、青森・札幌間のアクセスが逆に不便になった今、この列車が恋しく思う。青函連絡船を彷彿とさせる、カーペットカーも魅力の一つ。
[3]他手段との比較(札幌22:00発~青森5:39着、2014年3月 vs新幹線)
札幌6:00→スーパー北斗2号→新函館北斗9:13、新函館北斗9:35→新青森10:37、新青森11:12→青森11:17 (4時間20分)
よって勝ち
(青森駅 2015.1)
※基本データは所要時間の個所に記載されている年に基づく
5.勝敗
4勝1敗4分
結局、時間は要しても、移動中に眠り、翌朝早く着く、といった夜行列車の役割は、彼らの晩年でも果たせていたといっても過言ではないであろう。対戦相手に航空機を加えても、空港との往復、セキュリティチェックに使う時間などを考慮すれば、大して結果は変わらない気もする。
6.用語説明(自説)
スイート:特別2人用A個室。洗面台、テレビのみならず、トイレ、シャワールーム、も兼ね備えた、まさに動くホテル。
ロイヤル:特別1人用A個室。スイートルームの1人用だと思っていただいて構わない。
カシオペアツイン:2人用A個室。カシオペアのみA個室にもトイレがついている。
ツインデラックス:2人用A個室。2段ベッドで洗面台などが備え付けられた豪華客室。
シングルデラックス:1人用A個室。洗面台がついている。あけぼののシングルデラックスは補助ベッドを使用すれば2人でも使える。
ツイン:2人用B個室。2段ベッドのみの部屋だが、広々とした空間を味わうことがで
きる。
シングルツイン:1人用B個室。2段ベッドのみの部屋で空間が狭い。
サンライズツイン:2人用B個室。サンライズの1階にあり、ベッドが2つ横並びに
ある。
シングル:1人用B個室。サンライズの基本形。ベッドのみだが、広めである。
ソロ:1人用B個室。上段下段に分かれた、狭い空間。しかし、プライバシーは守ら
れる。
開放式A寝台:カーテンで仕切られたベッド。
開放式2段B寝台:カーテンで仕切られた2段ベッド。上段に行くと狭い。
開放式3段B寝台:カーテンで仕切られた3段ベッド。下段はかなり広いが、中段と上
段は狭い。
7.参考文献
・『鉄道大百科vol.4-機関車 寝台特急』(株式会社オレンジページ・2006年)
・『JR時刻表 2004年3月号』(株式会社交通新聞社)
・『JR時刻表 2007年6月号』(株式会社交通新聞社)
・『JR時刻表 2008年3月号』(株式会社交通新聞社)
・『JR時刻表 2011年3月号』(株式会社交通新聞社)
・『JR時刻表 2013年3月号』(株式会社交通新聞社)
・『JR時刻表 2014年3月号』(株式会社交通新聞社)
・『JR時刻表 2019年3月号』(株式会社交通新聞社)
※写真は全て筆者が撮影したものである。